賛否両論を巻き起こしたベストセラー小説の映画化『ラ・メゾン 小説家と娼婦』

© RADAR FILMS – REZO PRODUCTIONS – UMEDIA – CARL HIRSCHMANN – STELLA MARIS PICTURES

フランスからベルリンに移り住んだ27才の小説家エマ(アナ・ジラルド)は、作家としての好奇心と野心から、娼館“ラ・メゾン”に娼婦として潜入する。危険と隣り合わせの娼婦たちの日常、訪れる客たちが口にする孤独や恋愛の悩み…。そこでの日々は、エマにとって新たな発見に溢れていた。 そして2週間のつもりが、いつしか2年もの月日が流れてゆき・・。

原作は、エマ・ベッケルの小説『La Maison』。実際に娼館で働いた体験を小説にする大胆すぎる取材方法は、賛否両論を巻き起こし、フェミニストなどから激しく批判を浴びた。同時に、アンダーグラウンドで生きる女性たちのリアルな姿が、大きな共感を呼び、世界16ヵ国でベストセラーとなった話題作だ。

主人公エマ役に抜擢されたのは、名優イポリット・ジラルドの娘で、女優、そしてファッションモデルとして活躍中のアナ・ジラルド。
役作りのためにパリの老舗キャバレー「クレイジーホース」で、実際に2ヶ月間トレーニングを行うなど、娼婦役に体当たりで挑んだことが話題になった。

監督には原作者エマ・ベッケルからの強い希望で、ドキュメンタリー映画『ワンダーボーイ』(19)で注目を浴びた、気鋭の女性監督アニッサ・ボンヌフォンが起用された。

12月29日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。

『ラ・メゾン 小説家と娼婦』
監督:アニッサ・ボンヌフォン 
出演:アナ・ジラルド、オーレ・アッティカ、ロッシ・デ・パルマ、ヤニック・レニエ、フィリップ・リボット、ジーナ・ヒメネス、ニキータ・ベルッチ
2022年/フランス、ベルギー/フランス語、英語、ドイツ語/89分
原題:La Maison/字幕翻訳:安本熙生 /R-18/配給:シンカ

公式HP:https://synca.jp/lamaison/

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