パリ郊外の公営住宅ガガーリンを舞台にした青春映画『GAGARINE/ガガーリン』

©2020 Haut et Court – France 3 CINÉMA 

パリ郊外に実在したガガーリン公営住宅。宇宙飛行士ガガーリンにその名を由来するこの団地で育った16歳のユーリは、自分を置いて出ていった母の帰りを待ち続けていた。
ところが老朽化と2024年パリ五輪のため、ガガーリン団地の取り壊し計画が持ち上がり、住人たちは退去することになる。無人と化した団地に、ユーリは一人残って団地を宇宙船に改造していく。

郊外問題を描く映画は、ドキュメンタリーやシリアスタッチのものが多いが、本作は、青春映画にファンタジーの要素を加味した印象深い作品である。

監督は、これが長編デビュー作となるファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユ。
出演は、アルセニ・バティリ、リナ・クードリ、ジャミル・マクレイヴン、ドニ・ラヴァンほか。

第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション初監督作部門選出作品。

2月25日(金)新宿ピカデリー、HTC有楽町ほか全国ロードショー.。
公式サイト gagarine-japan.com

2020年/フランス/98分/配給:ツイン

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