パントマイムの神様、マルセル・マルソーの実話を映画化『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』

「パントマイムの神様」と称えられたフランス人アーティスト、マルセル・マルソーは有名だが、彼が第2次世界大戦中にユダヤ人孤児123人を救ったエピソードはあまり知られていない。その実話を映画化したのがこの作品、『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(原題 RESISTANCE)』だ。

1938年のフランス。マルセルは、昼間は精肉店で働き、夜はキャバレーでパントマイムを披露していた。第二次世界大戦が激化するなか、彼は兄のアランと従兄弟のジョルジュ、想いを寄せるエマと共に、ナチに親を殺されたユダヤ人の子供たち123人の世話をする。子供たちにパントマイムで笑顔を取り戻し、彼らと固い絆を結ぶマルセル。だが、ナチの勢力は日に日に増大し、1942年、遂にドイツ軍がフランス全土を占領する。マルセルは、険しく危険なアルプスの山を越えて、子供たちを安全なスイスへ逃がそうと決意する──。
マルセルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグで、自身もユダヤ人で母親がプロの道化師だったという。
監督はポーランド系ユダヤ人で、ベネズエラで最も著名な映画監督であり脚本家、ベストセラー作家でもあるジョナタン・ヤクボウィッツ。

8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

公式 HP:https://resistance-movie.jp

監督・脚本・製作:ジョナタン・ヤクボウィッツ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クレマンス・ポエジー、マティアス・シュヴァイクホファー、エド・ハリス
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2020年/アメリカ・イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/120分

©2019 Resistance Pictures Limited.

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