三菱一号館美術館にて、「1894 Visions ルドン、ロートレック」展

10月24日(土曜)から、三菱一号館美術館にて、「1894 Visions ルドン、ロートレック」展が開催される。

丸の内初のオフィスビルとして三菱一号館が竣工した年、「1894年」を軸に、同館のコレクションの中核をなす画家、ルドンとトゥールーズ=ロートレックの時代に焦点を当てる。

1894年はルドンが色彩の作品を初めて発表した年であり、ロートレック、ルドン、ゴーガンが参加した版画集『レスタンプ・オリジナル』の刊行年(1893-95)とも重なる。
一方、同時代の日本では、フランスへ留学し、ルドンと同じ師のもとで学んだ山本芳翠が、代表作《浦島》を制作した時代でもあり、日本の洋画家と欧州の美術史の関係にも着目する。

本展は岐阜県美術館との共同企画で、同館が誇る世界有数のルドン・コレクションから貴重な木炭とパステル画、ゴーガンの多色刷りの木版画を中心とした作品群、山本芳翠をはじめとする明治洋画の旗手たちの作品を展示。国内外あわせて140点を超える作品で構成する。(前後期展示替えあり)

会期:10月24日(土)〜2021年1月17日(日)

三菱一号館美術館
東京都千代田区丸の内2-6-2
https://mimt.jp/visions/

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