「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ーー線の魔術」展

(アルフォンス・ミュシャ 《舞踏―連作〈四芸術〉より》 1898年 カラーリトグラフ ミュシャ財団蔵 ©Mucha Trust 2019)

19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで起こった芸術運動アール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。1894年にパリで有名女優サラ・ベルナールの芝居のために作成したポスターで脚光を浴び、アール・ヌーヴォーの旗手として名を馳せた。
「線の魔術」ともいえる繊細で華やかな作品は人々を魅了し、ミュシャ様式と呼ばれるそのスタイルは、後世のアーティストに多大な影響を与えてきた。


(パリ、 グランド・ショミエール通りのアトリエにて (セルフポートレート)1892年 ©Mucha Trust 2019)

ミュシャ財団監修による本展は、ミュシャ幼少期の貴重な作品、自身の蔵書や工芸品、20代に手掛けたデザインやイラスト、代表的なポスター、装飾パネルなどの作品を通じて、ミュシャの魅力に迫る。


(アルフォンス・ミュシャ 《黄道十二宮》1896年 カラーリトグラフ ミュシャ財団蔵 ©MuchaTrust2019)


(アルフォンス・ミュシャ 『オー・カルティエ・ラタン』 誌・表紙 (創刊6周年記念特別号)1898年 カラーリトグラフ ミュシャ財団蔵 ©Mucha Trust 2019)

さらに、ミュシャ作品から影響を受けた明治期の文芸誌の挿絵から、1960-70年代のイギリス・アメリカを席巻したグラフィック・アート作品、現代の日本のマンガ家やアーティストの作品まで、およそ250点でミュシャ様式の流れをたどる見応えのある展覧会だ。


(出渕裕《聖戦》 「ロードス島戦記」(月刊 『ニュータイプ』 1990年11月号付録ポスター用イラスト)1990年 鉛筆、水彩、リキテックス・イラストボード ©水野良・グループSNE・出渕裕/©KADOKAWA CORPORATION 2018)


(山岸凉子《真夏の夜の夢》「アラベスク」(『花とゆめ』1975年4月9号付録ポスター用イラスト)1975年 カラーインク・紙 ©山岸凉子)

会期:2019年 7 月13日(土)― 9 月29 日(日)
休館日:7 月16日(火)、 7 月30日(火)、 9 月10日(火)

開館時間:10: 00-18: 00 ※毎週金・土曜日は21: 00まで ※入館は閉館時間の30分前まで
会場Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横) 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
https://www.ntv.co.jp/mucha2019/

抽選で本展招待券(2名分)を5組の方にプレゼントします。ご希望の方は、BisouFranceのFaceBookまたはTwitterでご住所、お名前を明記の上、メッセージをお送りください。

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