© Sackville Film and Television Productions Limited / MFP GmbH / CryBaby Limited, British Broadcasting Corporation, ZDF/arte 2024
生まれが10か月違いの姉妹、セプテンバーとジュライ。我の強い姉は妹を支配し、内気な妹はそれを受け入れ、強い絆で結ばれている。しかし、二人が通うオックスフォードの学校でのいじめをきっかけに、姉妹は母シーラと共にアイルランドの海辺近くにある長年放置された一族の家<セトルハウス>へと引っ越すことに。
新しい生活のなかで、セプテンバーとの関係が不可解なかたちで変化していることに気づきはじめるジュライ。「セプテンバーは言う。命令どおりにできなかったら、わたしは命を一つなくしてしまう。」ただの戯れだったはずの命令ゲームは緊張を増していき、互いの境目がわからないほど絡み合った姉妹の絆は、やがて醒めることのない悪夢へと姿を変える……。
2024年、カンヌ国際映画祭でのプレミア上映以降も各国映画祭で賞賛を集める本作は、フランス人俳優として世界的に活躍するアリアン・ラベドがメガホンをとった長編デビュー作。史上最年少のマン・ブッカー賞候補となった作家デイジー・ジョンソンによる「九月と七月の姉妹」(原題:Sisters)に着想を得て制作された。
ラベドの公私に渡るパートナーである映画監督のヨルゴス・ランティモスを中心として生まれた映画ムーブメント<ギリシャの奇妙な波 (Greek Weird Wave) >を継ぐ作風で。脚光を浴びた。
監督のアリアン・ラベドは、1984年、フランス人の両親のもとに生まれ、幼少期をギリシャ・アテネで過ごす。ドイツを経て、12歳でフランスに移住。エクス=マルセイユ大学で演劇を学び、演出家アルギロ・キオティと出会い、2005年に劇団VASISTASを共同設立。ギリシャ国立劇場でも舞台に立った。2010年、ヨルゴス・ランティモス監督が製作・出演した『アッテンバーグ』(アティナ・ラヒル・ツァンガリ監督)で映画デビューを果たす。
その後、ロンドンに在住し、現在はアテネを拠点にしている。2014年、『欲望の航路』(ルーシー・ボルレト監督)でロカルノ映画祭最優秀女優賞を受賞、2015年にはセザール賞新人女優賞にもノミネートされた。
初監督短編『Olla』(19)はカンヌ監督週間、ロンドン映画祭、テルライド、サンダンスなど、世界中の映画祭で上映され、クレルモン=フェランでは最優秀作品賞を受賞している。
9月5日(金) より、渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
公式HP https://sundae-films.com/september-says/
監督・脚本:アリアン・ラベド
出演:ミア・サリア、パスカル・カン、ラキー・タクラー
原作:デイジー・ジョンソン『九月と七月の姉妹』(東京創元社刊)
共同製作:レイチェル・ダーガヴェル、ヴィオラ・フーゲン、マイケル・ウェバー、セシル・トル=ポロノウスキー
撮影:バルタザール・ラブ
編集:ベッティナ・ボーラー 『水を抱く女』『ワイルド わたしの中の獣』『ハンナ・アーレント』
音楽&音響デザイン:ジョニー・バーン 『哀れなるものたち』『憐れみの3章』『関心領域』
キャスティング:イザベラ・オドフィン『How to Have Sex』、(アイルランド)エマ・ガナリー
衣装:サローグ・オハロラン
プロダクションデザイン:ローレン・ケリー
ヘアデザイン:サンドラ・ケリー
メイクアップデザイン:クレア・ラム
配給・宣伝:SUNDAE
2024|100分|英語|アイルランド、イギリス、ドイツ|アメリカン・ビスタ|DCP|5.1ch|原題:September Says|字幕翻訳:橋本裕充
レイティング:PG-12