上野の森美術館にて、「モネ 連作の情景」

《ヴェンティミーリアの眺め》1884年 油彩、カンヴァス 65.1×91.7cm グラスゴー・ライフ・ミュージアム(グラスゴー市議会委託)© CSG CIC Glasgow Museums Collection. Presented by the Trustees of the Hamilton Bequest, 1943

2023年10月20日(金)から2024年1月28日(日)まで、上野の森美術館にて、「モネ 連作の情景」が開催され、国内外40館以上のクロード・モネの代表作60点以上が一堂に会する。

印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残した。

特に、同じ場所やテーマを異なる天候、時間、季節の下で描く、「連作」という革新的な表現手法で、〈睡蓮〉、〈積みわら〉、〈ウォータールー橋〉などをモティーフに取り上げ、制作を続けた。


《睡蓮》1897-98年頃 油彩、カンヴァス 66.0×104.1cm ロサンゼルス・カウンティ美術館
Los Angeles County Museum of Art, Mrs. Fred Hathaway Bixby Bequest, M.62.8.13,
photo © Museum Associates/LACMA


《睡蓮の池》1918年頃 油彩、カンヴァス 131.0×197.0cm ハッソ・プラットナー・コレクション
© Hasso Plattner Collection

本展では、モネの代名詞とも言える「連作」に焦点を当てる。同時に1870年代から80年代に描かれた、セーヌ川流域を拠点にした作品や、フランスの地方、ヨーロッパ各地などを訪れて制作した風景作品なども紹介。時間と光とのたゆまぬ対話を続けた画家が、革新的表現「連作」を生み出した過程に迫る。


《ヴェトゥイユの教会》1880年 油彩、カンヴァス 50.5×61.0cm サウサンプトン市立美術館
© Southampton City Art Gallery

会場:上野の森美術館(〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2)
会期:2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日)
休館日:2023年12月31日(日)、2024年1月1日(月・祝)
開館時間9:00~17:00(金・土・祝日は~19:00)※入館は閉館の30分前まで
公式HP:www.monet2023.jp

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