岸本真奈美 プロフィール
きしもとまなみ 東京から、ニューヨーク、そして現在パリに拠点を置いてヘア、メイクアップ・アーティストとして、出版や広告界で活躍。
1996年に活動拠点をパリに移した後、アレルギー症状に悩み、ヨーロッパヤクゼンの専門家オオニシ恭子氏に師事。以来、菜食を中心とした料理教室を主宰し、おいしくて健康と美容にいいレシピが話題をよぶ。自然療法による美容法、健康法を提案している。
著書に旧姓名、セ川マナ美の名前で『東京・パリの12カ月 おいしい 野菜ごはん』（庄司いずみと共著、講談社刊）
ビズジャポンに2010〜2018年、西洋野菜、食材で作る日本食等〜９５レシピを掲載 http://www.bisoujapon.com/
こんにちは！
今回は、冬のパリに集まる旅行者にも大人気のメニュー、オニオングラタンスープです。
玉ねぎをたっぷり使ったスープは時間をかけて飴色になるまでよく炒めるのが通常ですが、我が家風は玉ねぎに色が付き始めたらお酒とお水で 30分ほど煮込み、後はその時々で鶏ガラや貝柱、コンソメなど、好みのスープを使って味付けしています。
それから、胃腸に負担がかからないようにバターはパンに塗るだけで炒める時には使わず、チーズも焼かずに風味付けに少々。
焼きたて熱々のスープにナチュラルチーズを直接削りかけています。
今回は季節柄、食べ安く切ったお餅を入れたお雑煮風のレシピにしてみました。
それから、血栓予防や抗酸化作用、抗アレルギー等、玉ねぎ以上に薬効効果や効能があるとされている玉ねぎの皮は保存し、デトックス茶として飲んでいます。
＊玉ねぎの皮茶 玉ねぎの茶色に乾燥した皮を洗い、乾燥させて保存。玉ねぎ約１個分の皮と水200~400ccを鍋に入れて弱火で10分ほど煎じる。
その他、スープ等、料理にも使えます。
○材料（２人分）
薄切りもち ２枚
玉ねぎ ２個 約200g
にんにく １個
水 カップ1/2
酒 カップ1/4
スープ 400cc (鶏ガラ、貝柱、コンソメ等）
塩、コショウ適量
ドライハーブミックス 好みで少々
ドライパセリ 適量
ナチュラルチーズ 適量
＜にんにくトースト＞
材料：バゲット４切れ、または好みのパン。バター、にんにく各適量
１cmの厚さに切ったバゲットをカリカリに焼き、表面にバターを塗り、にんにくを擦り付ける。
１.玉ねぎは皮を向き、薄切りにする。餅は1cm角に切る。
２.熱したフライパンにオリーブ油、にんにく、玉ねぎを入れて色が付き始めるまでよく炒め、水、酒を入れて30分程煮込む。
３.２にスープ、ドライハーブミックスを入れて一煮立ちさせ、塩、コショウで味を整え餅を入れて柔らかくなるまで火を通す。
４.耐熱容器に４を入れ、にんにくトーストを乗せ、パセリをふりかけ、220度のオーブンでぐつぐつと煮えるまで約10分焼く。
５ 熱々のグラタンスープにナチュラルチーズを削りかけていただく。
＊炒め煮した玉ねぎを多めに作り、冷凍保存しておくと便利です。