パリにて、日本の食文化と観光をテーマにしたイベントに出展した澤晴美さん

11月の1日から3日間、パリのマレで開催された、日本の食文化と観光のイベント第6回セボン・ル・ジャポンに参加したビズ会員、アパレルブランド寿・je=watasi ジュジュわたしの澤晴美さんに出展の感想や今後の展示会の予定などをお伺いしました。

パリの展示会にはすでに何度か出展されていますよね。

初めての出展は、2016年の12月にオペラ地区で行われた和をテーマにしたイベント、 イデ・ジャポンです。翌年 2017年に再びイデ・ジャポンに参加し、今回は私にとって3度目のパリ出展になります。
このセボン・ル・ジャポンは日本の食に特化した展示会でしたが、主催企業のEJCから、 雑貨部門への出展を提案していただきました。
手ぬぐいという商材は、日本料理には欠かせないものですし、また、パリの人たちの間ですでにTenuguiの名称で知られています。

フランス人来場者の反応はいかがでしたか?

まず私が感じたことは、とにかく、フランス人の間で日本の食べものの人気はすさまじいな、と。食べ物のブースはどこも終日大行列ができていました。

手ぬぐいに関しては、日本人と違って手ぬぐいを主にタペストリーとして部屋に飾るために購入される人がほとんどです。
また、わたしが制作しているステテコはハンドメイドで、一つのステテコを作るのに手ぬぐいを五本使います。パリでは販売価格を、160ユーロに設定していますが、何人もの人から「高い!」と言われました。フランス人は財布の紐が固いと聞いていたので、予想はしていましたが。

フランス人と日本人では反応に違いがあるのですね。

はい、フランスのお客様はお世辞と、社交辞令を言いません。 「あなたの作品はとても素敵だし、手間もかかるし、コストもかかるのは、よくわかるけれど、このお値段では高いわね」 と、はっきり意見を聞かせて下さいます。 また、「後で来るわね」というのは、日本人の場合、逃げの言葉として使われますが、フランス人はそう言って本当に後で戻って来る人が多いですね。


(会場でフランスのメディアのインタビューを受けました)

今後の展示会の予定は?また、フランスでの展開についてどのように計画されていますか?

まず国内では、12月5日〜7日に銀座で合同展示会を行います。それから12月15には、沖縄でステテコファッションショーを開催します。
パリで今後の出展の予定はまだありませんが、ぜひ来年も行きたいと思っています。

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